夏木ひつじです。
今日は「Yes！プリキュア5」のあらすじをご紹介します。
みなさんお気づきのとおり、今作から「ふたりはプリキュア」の冠名が外れています。
これ、かなりの冒険だったのではないかと思います。
「女の子のバディ物」として定着していたプリキュアのイメージを大きく変えてしまおうというのですからね。
しかし、この後に続くプリキュアシリーズの多様化と発展性を見るに、この決断は大英断だったと言えるでしょう。
それでは早速主人公のご紹介から。
夢原のぞみ。
元気いっぱいでいつも前向きなサンクルミエール学園の2年生。
勉強は苦手だし、運動神経もないし、ドジでおっちょこちょいで何をやっても失敗ばかり。
頭のネジが何本か外れているのか、突飛な発想や珍妙な受け応えをすることもしばしば。
それでも周りに人が集まってくるふしぎな魅力があふれる女の子です。
この子なくして「プリキュア5」は語れません！
夏木りんちゃん。
私、夏木ひつじと名字が同じです！（←どうでもいい笑）
ボーイッシュなショートカットが特徴のサンクルミエール学園の2年生で、のぞみの幼なじみ。
スポーツ万能でいろいろな部活の助っ人として活躍していましたが、のちにフットサル同好会に入会します。
個性派揃いの5人の中ではわりと常識人なので、ツッコミ役となることが多いですね。
かれんさんとはちょっとウマが合わない模様です。
春日野うらら。
ツインテールがかわいいサンクルミエール学園1年生。
5人の中では最年少ですが、自分の意見をハキハキ言えるしっかり者です。
それもそのはず、彼女は13歳にして芸能人として社会に出て働いているのです。
夢は立派な舞台女優になることですが、今のところはアイドルとしての仕事の方が多いようですね。
お父さんはフランス人でお母さんは日本人、シリーズ初となるハーフのプリキュアです！
物事の考え方はしっかりしているのですが、その一方でのぞみに負けないくらい
秋元こまちさん。
サンクルミエール学園の3年生で、図書委員を務めています。
読書は趣味という物静かな性格。
将来の夢は作家になることで、今も懸命に小説を執筆しています。
一見すると頼れるお姉さんといったふうに見えるのですが、鍋の具材にようかんを入れようとする、探偵小説に感化されてホームズ風の衣装を持ち歩くなど、ちょっと常識外れの部分があったりします（笑）。
そして最後は水無月かれんさん。
サンクルミエール学園の3年生で、学園の生徒会長でもあります。
成績は常に学年トップで学園生の憧れの的。
乗馬、テニス、水上スキーなど、スポーツはなんでも華麗にこなします。
そしてそして、一番の特徴はなんといっても大富豪というところでしょう！
あらゆる場所に別荘を持ち、彼女の身の回りは執事のじいやが世話をしています。
自分の能力が高すぎるゆえか他人に対しても厳しく、また少々意地っ張りなところがあり、意見が合わないりんとはしばしば対立したりします。
この個性的なメンバー5人のリーダーとなったのが、われらが夢原のぞみです！
のぞみは当初、かれんさんがリーダーになるものだとばかり思っていたそうですが、のぞみ以外の4人が全員一致でのぞみをリーダーに推したという経緯があります。
他に上級生がいる中でリーダーに収まるというのは、長いプリキュアの歴史の中でも実は結構めずらしいこと。
メンバーの中に上級生がいるプリキュアというと、「ハートキャッチプリキュア！」と「Go！プリンセスプリキュア」くらいしかありません。
それも「ハートキャッチ」の場合は、高校2年生のゆりさんがチームの実質的なリーダー的立場になっていますしね。そんな中、この物語の随所で発揮されるのぞみの強烈なカリスマ性は、彼女がリーダーでなければ「プリキュア5」は成り立たないとすら思わされるほどです。
さて、前作までの「初代」「MH」「SS」の3作品は、主人公たちの身の回りである学校や家族について描かれる話が多かったのですが、この「プリキュア5」ではプリキュアの5人が巻き起こすドタバタの日々がメインとなります。
学校のクラスメートはいわゆるモブキャラしか出てきませんし、それぞれの家族についても数話使って触れる程度です。
準レギュラーのような役割を果たすキャラも、学校の新聞部員である増子美香くらいしかいません。
ただひたすら5人の中での物語に終始します。
逆に言えば、それだけで話が成り立ってしまうほど、この5人の個性が強烈なのです。
そののぞみたちがプリキュアになった事の発端は、のぞみがある男性と曲がり角でぶつかったことでした。
遅刻しそうになったところでイケメンと曲がり角でぶつかる・・・、
って、いつの時代も乙女のやることは同じです（笑）。
しかしその正体は、
こんなにかわいい妖精さん。
彼はパルミエ王国からやってきた王子・ココ。
人間界にいるときは小々田コージと名乗り、のぞみたちのいるサンクルミエール学園で教師を務めています。
そして同じくパルミエ王国の王子・ナッツ。
人間バージョンは浅黒のイケメンです！
一応、「夏」という人間界での名前を持っているんですが、みんな「ナッツ」と呼んじゃってます。
彼は大変な読書家で、パルミエ王国でもたくさんの本を読んで過ごしてきました。
こまちさんの書いた小説「海賊ハリケーン」を一読するやバッサリと切って捨て（本当に捨てたわけじゃないですよ！）、かなり厳しい書評を言い渡したこともあります。
そんなナッツの普段の姿は、アクセサリーショップ「ナッツハウス」の店長さん。
そして、プリキュア5の物語の鍵となるのがナッツがいつも首から下げているこの、
鍵です。
実はこれ、パルミエ王国の門の鍵なのです。
普段は敵の侵入を防ぐために閉ざされているパルミエ王国の門ですが、ある一匹の妖精が門の外でケガをしているのを発見したナッツが、妖精を助けるために門を開けました。
しかし、その妖精は悪の組織「ナイトメア」の幹部・カワリーノが変装していた仮の姿。
傷付いた妖精の姿に化け、心優しい王子が門を開けるのを待ち構えていたのです。
そして王国の門が開くやいなや怪物・コワイナーを大量に王国内へ解き放ち、パルミエ王国を滅亡させました。
ナッツは自分のせいで王国を滅ぼされてしまった責任を感じ、もう決して過ちは犯さないという自戒の念とともに、門の鍵を常に身につけているのです。
ココとナッツが人間界に来た目的は、「ドリームコレット」というアイテムを使い、パルミエ王国を復興させること。
ドリームコレットの中にピンキーと呼ばれる妖精を55匹集めると、なんでも願いが叶うと言われているのです。
しかし、悪の組織「ナイトメア」もドリームコレットを狙っているのでした。
ナイトメアは会社のような組織。
彼はアルバイトのガマオくん。
ハデーニャさん。
キュアアクアとの鬼気迫る一騎打ちは名シーンのひとつです。
カワリーノさん。
ナイトメアのこわ～い上司。
他にもたくさんの敵キャラがいるのですが、他のだれを割愛してもこの人だけは紹介しなくてはなりません！
みんな大好きブンビーさんです！
「MH」のウラガノスに続き、CV：高木渉の悪役です。
悪のブラック企業「ナイトメア」において、必死にがんばる中間管理職のブンビーさん。
ままならない部下たちと冷酷非道な上司。
その報われない姿に世のお父さん方の涙を誘ったとか誘わなかったとか。
彼自身、実はかなりの強さの持ち主なのですが、いかんせん運が悪かったり上司が厳しすぎたりプリキュアが強すぎたり・・・。
数々の不満を会社に対して抱きつつ、ドリームコレット強奪という社命のために奮闘します。
そんなナイトメアのみなさんと戦うプリキュア5のご紹介！
大いなる希望の力・キュアドリーム！
情熱の赤い炎・キュアルージュ！
はじけるレモンの香り・キュアレモネード！
やすらぎの緑の大地・キュアミント！
知性の青き泉・キュアアクア！
希望の力と！
未来の光！
華麗に羽ばたく５つの心！
Yes！プリキュア５！
5人になって名乗り上げも豪華になりました！
とってもかわいいです！そしてそして、「プリキュア5」を語る上で絶対に欠かせないのがこのキャラ！
パルミエ王国でココとナッツのお世話役見習いをしていたミルクです。
こんなにかわいい姿をしているミルクですが、その心の中は・・・、
とっても腹黒！！！
この子はまさに「プリキュア5」のトラブルメーカー。
「初代」や「MH」のポルンやルルンが赤ん坊の駄々っ子のようなものだとしたら、このミルクは悪い方へ小知恵をつけてしまった女子小学生の小憎たらしさとでもいいましょうか。
人の物をこっそり食べたりするのは日常茶飯事。
それだけならいいのですが（よくはないですが汗）、決して自分の非を認めません。
「ミルクは悪くないミル！」
「全部のぞみのせいミル！」
特に第23話「大ピンチ！悪夢の招待状」において、そのトラブルメーカーっぷりを遺憾なく発揮し、プリキュア5崩壊の危機を引き起こしてしまいました。
さて、「プリキュア5」はパルミエ王国復興が物語を通じての最大の目標となります。
しかし、王国が復興すればココとナッツは次期国王としてパルミエ王国へ帰らなければなりません。
のぞみたちはそのことを重々承知しながら、いずれ別れの時が来ることを知っていながら、それでもパルミエ王国のために力を尽くすのです。
結果的には王国が復興したあともココたちとの日々は続くのですが、その話は次の「プリキュア5GoGO！」で・・・。
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