夏木ひつじです。
本日はシリーズ7作目となる大人気作品、「ハートキャッチプリキュア!」のあらすじをご紹介いたします。
まずはこちらの主人公ふたりからどうぞ。
花咲つぼみ。
シリーズ初のメガネっ子プリキュアです!
中学2年生の春に希望ヶ花市へ引っ越してきた、お花が大好きな女の子。
これまでのメイン主人公とは違って、勉強が得意で運動が苦手なタイプです。
転校を機に、恥ずかしがり屋で引っ込み思案な性格をチェンジしようと思っていましたが、なかなかうまくはいかない様子。
家も席も隣同士になったえりかにうながされ、メガネを外して髪型も変えました(メガネは外してることも多いですが、ちょくちょくかけることもあります)。
そしてそして、やってきました来海えりか!
明堂学園中等部2年生、転校してきたつぼみとクラスメートになりました。
おしゃれに強い関心があり、ファッション部の部長をやっています。
引っ込み思案のつぼみと違い、思ったことをなんでも口にしてしまう性格。
思い立ったことはすぐさま行動に移し、周りの迷惑もなんのその。
表情がとっても豊かで、作中ではさまざまな変顔を披露してくれます(笑)。
ただ、ファッションモデルをしている姉と違って、背の低いことがコンプレックスになっているようですが・・・。
「ハートキャッチプリキュア!」は、このふたりの主人公から物語がはじまっていきます。
前作の「フレッシュプリキュア!」から絵柄が大きく変わりましたね。
以前からのニチアサファンの人ならお気づきかもしれませんが、「おジャ魔女どれみ」のキャラクターデザインを担当していた馬越嘉彦さんが「ハートキャッチ」のデザインを書いています。
キャラクターデザインだけではなく、実はスタッフの大部分が「おジャ魔女どれみ」シリーズを作っていた方たちなのだそう。
私、夏木ひつじは「おジャ魔女どれみ」大好きっ子でもあるのですが、その話をすると脱線も甚だしいので割愛します(笑)。
さて、今作では第一話の冒頭で、すでにプリキュアのバトルが始まっています。
そのプリキュアというのが、
つぼみの夢の中に出てきたプリキュア・キュアムーンライトです!
凛々しくてとってもかっこいいですね!
そのキュアムーンライトと戦っていたのがこの方、
ダークプリキュアです。
閉じている右目を開けると、とんでもないパワーを発揮してきます。
このふたりのバトルから「ハートキャッチプリキュア!」はスタートしました。
大迫力の戦闘シーンも「ハートキャッチ」の大きな特徴のひとつです。
つぼみが見ていたこの夢。
実は「ハートキャッチ」の物語が開始する以前に、実際に起こっていた出来事なのです。
ダークプリキュアは大きな樹の前でキュアムーンライトと激しい戦いを繰り広げていました。
その樹というのが、
こころの大樹です。
「ハートキャッチ」の世界では、だれもがこころの中に花を咲かせています。
人が落ち込んだり苦しんだり悩んだりすると、その人のこころの花がしおれていってしまうのです。
こころの大樹はそんな人々のこころの花を守る存在。
しかし、そのこころの大樹を枯らすことを狙っているのが「砂漠の使徒」と呼ばれる者たちです。
冒頭のムーンライトvsダークプリキュアの一戦は、そんなこころの大樹の目の前で繰り広げられました。
その戦いの結果・・・、
プリキュアへの変身に必要なアイテム、プリキュアの種が割れてしまいました。
ムーンライトは一命を取り留めたようですが、変身能力を失ってしまいます。
割れた種の片方はキュアムーンライト、もう片方はダークプリキュアの手に渡りました。
キュアムーンライトはダークプリキュアに敗れる寸前、妖精たちに次なるプリキュアを探すように指示します。
「妖精たちよ、私の代わりをさがして!」
自分はもう戦えない。
そう悟ったムーンライトの悲痛な叫びによって、つぼみの見たムーンライトの夢は終わりました。
その後、つぼみと妖精たちの、文字通り衝撃的な出会いによって、つぼみが、そしてその後えりかがプリキュアとして覚醒します。
大地に咲く一輪の花!
キュアブロッサム!
海風に揺れる一輪の花!
キュアマリン!
ハートキャッチプリキュアの誕生です!
しかし、つぼみのシャイで臆病な性格はプリキュアになっても変わりません。
戦うことを怖がったり、怪物の前から逃げ出そうとしたり。
敵の幹部からは「史上最弱のプリキュア」の汚名を浴びせられます。
砂漠の使徒・大幹部の一人、サソリーナさん。
ブロッサムを「史上最弱」と呼んだのはこの人。
同じく大幹部のクモジャキー。
戦いこそがすべてという熱い男。
大幹部の一人、コブラージャ。
自分の美しさを追い求めるナルシスト。
しかし、その実力はクモジャキーも認めるほどの強さです。
サバーク博士。
三幹部に命令を出す指揮官。
そのマスクの下の素顔とは・・・。
彼ら砂漠の使徒の目的は、地球を砂漠化させること。
そのためには、まずこころの大樹を枯らさなければなりません。
そのこころの大樹を枯らすには、人々のこころを苦しめてこころの花を弱らせることが一番の近道。
こころの大樹は人々のこころの花を守っていますが、人々のこころの花が弱るとまた、こころの大樹も弱ってしまうからです。
砂漠の使徒はこころの花がしょんぼりしている人を見つけると、しおれたこころの花からデザトリアンという怪物をつくって暴れさせ、人々のこころの花をさらにしおれさせます。
そんな砂漠の使徒と戦うため、「史上最弱のプリキュア」と呼ばれたブロッサムは、マリンとともに人々のこころの花を守るために奮闘します!
物議を醸したという「おしりパンチ」。
戦闘中いろんな技が飛び出すのも「ハートキャッチ」の特徴です。
しかし、どんなに戦いに慣れて強くなっても、ダークプリキュアという強敵の前には手も足も出ませんでした。
ダークプリキュアとの戦いでの一幕。
ふたりの合体技、「プリキュア・フローラルパワー・フォルテッシモ」を放つが・・・。
ダークプリキュアはそれを受け止め、そのまま反撃。
たった一撃で変身が解けてしまいました・・・。
第1話で見せたムーンライトとダークプリキュアのような戦いは、ブロッサムとマリンの実力では望むべくもないようです。
そんな中、プリキュアに新たな仲間が加わります!
明堂院いつき。
明堂学園中等部の男子制服を着ていますが、れっきとした女の子です。
明堂院家はつぼみたちも通う明堂学園を経営していて、いつきは明堂学園理事長の孫娘。
理事長が学園とともに開いている合気道の流派「明堂院流」の跡継ぎでもあります。
本来はいつきの兄・さつきが明堂院流を継ぐ予定だったのですが、彼は生まれつき病弱で武道ができる体ではありません。
そこで、いつきが兄の分も自分がやらなければならないという決意を胸に、男子制服に身を包んで男として生活しているのです。
しか~し、男の格好をしていてもやっぱりこころは中学2年の女の子。
かわいいお洋服やぬいぐるみには目がありません!
そんな自分の決意と本心との間に悩み、デザトリアンにされたこともありましたが・・・、ついに!
陽の光浴びる一輪の花!
キュアサンシャイン!
プリキュアとして覚醒しました!
キュアサンシャインは守りの力を持つプリキュアです。
サンフラワー・イージス
ひまわり型のバリアです!
その守りの力と武術で身につけた身体能力。
ブロッサムはもちろん(失礼?)、マリンよりも高い戦闘力を誇ります。
しかし、そのサンシャインをもってしてもダークプリキュアには到底かないません。
ブロッサム、マリン、サンシャインが3人がかりで戦っても勝ち目がなく、バリアを張って時間稼ぎをするのが精いっぱいです。
って、ダークプリキュアどんだけ強いんですか!
ここまでダークプリキュアとまともに戦えていたのは、夢の中のムーンライトしかいません。
ってことはムーンライトもどんだけ強いんですか!
同じプリキュア同士でありながら、ここまで力に差があるのは過去に例がありません!
そのキュアムーンライト、つぼみたちがこころの種を集めてきたおかげで、第33話において、ついに復活の時がやって来ました。
月光に冴える一輪の花!
キュアムーーーーンライト!!!
キュアムーンライト、めっちゃくちゃカッコイイです!
しかも、とんでもなく強いです。
復活第一戦目の相手はダークプリキュア。
因縁の戦いです。
あのダークプリキュアと互角に戦います。
必殺技の撃ち合い。
プリキュア・フローラルパワー・フォルテッシモ。
ブロッサムとマリンがふたりで力を合わせて使った技を、ムーンライトはひとりで撃ってしまいます。
ダークプリキュアとフォルテッシモ同士の激突!
もはやブロッサムたちとは戦いの次元が違いすぎます!
死闘の末、ダークプリキュアとの再戦にからくも勝利したムーンライト。
その裏ではブロッサムたち3人が、三幹部とそれぞれ1vs1の戦いを繰り広げていました。
ブロッサムvsサソリーナ
マリンvsクモジャキー
サンシャインvsコブラージャ
3つの戦いの戦況は、すべて砂漠の使徒の優勢です。
そこへムーンライトが駆けつけると、圧倒的な力で3人全員撃退!
キュアムーンライト、あまりにも強すぎる!!!!!!
このままでは、ブロッサムたちの活躍の場が・・・・・・・。
さて、ここでキュアムーンライトである月影ゆりさんを紹介しておきましょう。
月影ゆり。
明堂学園高等部2年生。
プリキュア史上初の高校生プリキュアです。
えりかの姉・来海ももかとは同じクラスで、お互いに数少ない友人のひとり。
学校の成績は常に学年トップをキープしています。
いつでも冷静沈着で、笑うことはほとんどなく、自分にも他人にも厳しい人です。
特に、妖精を危険にさらした際には後輩プリキュアを激しく叱責することも。
そうなった裏には、彼女のパートナーの妖精が深く関わっているようですが・・・。
つぼみの紹介で「初のメガネっ子プリキュア」と書きましたが、作品内時系列ではゆりさんの方が初だったんですね。
こうしてハートキャッチプリキュアはキュアムーンライトという強力な味方を得て、砂漠の使徒との戦いを繰り広げていくのです。
さて、砂漠の使徒はこころの花が弱っている人を見つけてはデザトリアンにしていき、プリキュアはそのデザトリアンを倒すことで、被害者のこころの悩みを解決していきます。
ここが「ハートキャッチ」の大きな特徴です。
これまでのプリキュアは、すべて主人公たちを中心にした出来事によって物語がつくられてきました。
主人公なんだから当然ですね(笑)。
しかし「ハートキャッチ」においては、ストーリーが進行していく回を除いては、各話の物語の中心にいるのはプリキュアではなく、デザトリアンにされてしまう被害者の方々です。
こころに悩みを持つ、プリキュアではない生身の人間に焦点を当て、そのこころの迷いや苦しみを、ときに冷酷なまでに深く描いていきます。
その苦しみを解決する手助けとしての役割を果たすのが、この作品におけるプリキュアなのです。
デザトリアンにされるのは、こころに悩みや弱さを抱えた人々です。
サッカーが大好きなのに女子だからという理由でサッカー部に入れなかった一年生。
結果を求めすぎるあまり、周囲から孤立してしまった演劇部長。
目標を達成できずに途中で諦めたことをみんなに隠し、ついてしまった嘘の重さに耐え切れずに苦悩する自転車少年。
彼らがこころに抱く辛さや苦しさを、「ハートキャッチプリキュア」は真正面から描き切っています。
そうしてまた、話が重くなりすぎないよう、えりかをはじめとした愉快なキャラたちの掛け合いで物語を明るくしているのです。
こうした展開の仕方が冒頭に述べた「おジャ魔女どれみ」と似ていることに、どれみファンの方ならばすぐに気がついたと思います。
まさに、どれみスタッフの面目躍如と言えますね。
さて、歴代プリキュアの中で大人でも楽しめる作品はと聞かれれば、私、夏木ひつじは迷いなくこの「ハートキャッチプリキュア!」を挙げるでしょう。
大人たちの目に映るこの物語は楽しさだけでなく、かつて思春期だったころに感じたほろ苦い思い出を、もしかしたら呼び起こすかもしれません。
しかしそのほろ苦さもまた、エンターテインメントのフィクション世界においては、心地よさと同種のものでもあるのです。
この作品がシリーズ歴代1位の売上高を誇るのも、お子様はもちろんのこと、親御さま世代のハートもしっかりとキャッチできたからだろうと、私は思っています。
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ハートキャッチプリキュア見てた…その後ドレミも見たけどやっぱ似てる…
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