夏木ひつじです。
プリキュアのかっこいいバトルを紹介していく「プリキュア・バトルセレクション」!
本日は「ハートキャッチプリキュア!」の第41話「妖精が変身!?プリキュア劇団はじめました!!」をご紹介いたします。
つぼみのおばあちゃんの植物園で、プリキュアの真似っ子をして遊んでいる妖精たち。
そこへ、保育園児のるみちゃんが泣きながらやってきました。
「なみなみ」こと志久ななみちゃんの妹のるみちゃん。
なみなみはファッション部の一員です。
一緒にやってきたなみなみによると、楽しみにしていた保育園の催し物の人形劇団が来られなくなってしまい、落ち込んでいるのだそう。
すると、ぬいぐるみのフリをしていたポプリを見つけたなみなみが、
「そのぬいぐるみで人形劇ってできる?」
と、尋ねます。
つぼみが答えあぐねていると、
「やりましゅ!」
勝手に答えてしまう3匹。
謎の声を聞いて振り返ったなみなみに、腹話術のように喋ってごまかすいつきがかわいいです(笑)。
そして、人形劇当日。
保育園の中はさわがしい園児たちの声でにぎわっています。
その中心にいるのが、
こちらのノリコ先生。
園児たちはノリコ先生に遊んでもらいたくて、ノリコ先生の取り合いになってしまいます。
そこへ、イタズラっ子のヒロ君がなにやら箱状のものをノリコ先生に差し出します。
しかし、中身はびっくり箱。
驚いたノリコ先生は大声をあげてしまいました。
通りかかった先輩の先生が教室に入り、園児たちを叱ります。
そしてノリコ先生にも、「子どもたちには甘いだけじゃダメよ」と注意。
ノリコ先生もそれはわかっているのですが、どうしても叱ることができません。
そしていよいよ、つぼみたちの妖精劇団がやってきました。
まもなく開演です!
しかし、何人かの園児たちは人形劇よりもノリコと遊ぶことに夢中になっています。
もうはじまるから座って待っていようねと諭すノリコ先生ですが、園児たちは聞き入れません。
「お人形まだだもん。ねえ、あそぼうよ~」
「じゃあ、少しだけ・・・」
子どもたちに甘いノリコ先生は、ここでも子どもを叱ることができず、言うなりになってしまいます。
そこへ、パンパンと手を叩く音が聞こえました。
みんなが音のしたほうへ向くと、そこにいたのはゆりさんです。
「さあ、こっちに座ってちょうだい」
「はやく座らないと、お人形帰っちゃうわよ」
お人形が帰ってしまっては大変と、園児たちは行儀よく並んで座りました。
ゆりさんの手腕に、ノリコ先生は感嘆の声を漏らします。
ゆりさんがCDラジカセのスイッチを入れ、「ハートキャッチプリキュア!」のOP曲「Alright! ハートキャッチプリキュア!」が流れました。
おなじみの歌に、子どもたちもノリノリです!
って、この世界になんで「ハートキャッチプリキュア!」のOP曲があるんですか!
たしかに「ハートキャッチ」の世界はプリキュアの存在が広く世間に知られている設定ですが(もちろん正体は隠してます)、プリキュアの主題歌まで存在するとは・・・(笑)。
そんなこんなで妖精たちによるプリキュア劇がはじまりました。
手を振るえりか、かわいい!
つぼみといつきで被害者となる人間の役をやります。
クモジャキー役はえりか。
えりかはデザトリアンとの一人二役。
声もデザトリアンに似せてます(笑)。
えりか、迫力出しすぎです!
プリキュア役は妖精の3匹。
表向きはつぼみたちが演じているように見せて、実は妖精たち自身がしゃべっています。
妖精プリキュアとデザトリアンのバトル!
えりかといつき、ちょっと顔が出ちゃってますよ。
そんな中、劇を見ないでおもちゃ箱に向かう男の子がいました。
先ほどびっくり箱でノリコ先生を驚かせたヒロ君です。
ノリコ先生がみんなといっしょに劇を見るように言いますが、あんなの子どもっぽくてつまんない、とそっぽを向くヒロ君。
そこへ、ふたたびゆりさんがやってきます。
「もしかして、怪獣が怖いのかしら」
イタズラっ子のヒロ君が素直に言うことを聞いたことに、ノリコ先生は驚いています。
そんなこんなで妖精プリキュアがデザトリアンを倒し、事件は一件落着。
ふたたびCDのスイッチを入れ、今度はED曲「Tomorrow Song ~あしたのうた~」が流れました(笑)。
EDのCGダンスを踊る妖精プリキュアたち。
それにしてもこのダンス、この世界ではどういう経緯で世の中に出回っているんでしょう(笑)。
子どもたちは神妙な顔をして歌と踊りを見ていますが、なにやらムズムズしているもよう。
それを見たゆりさんが、
「みんなもいっしょに踊っていいのよ」
と言うと、子どもたちはうれしそうに踊りだしました。
「みんなもいっしょに踊っていいのよ」
と言うと、子どもたちはうれしそうに踊りだしました。
園児もつぼみたちもみんな楽しそうですが、一人だけノリコ先生が浮かない顔をしています。
(あの子、私よりよっぽど先生みたい)
(それに比べて私は・・・・・・)
そして、お昼の時間になりました。
つぼみたちも園児たちといっしょに給食をいただきます。
ここでもノリコ先生は大忙し。
牛乳をこぼした園児の机を拭いたり、園児の落としたスプーンを洗ったり、あちらこちらでノリコ先生を呼ぶ子どもたちの声が聞こえます。
ようやく一息ついて自分の席に戻りますが、まだ食事にはほとんど手をつけていません。
「先生は、お昼もゆっくり食べられないんですね」
「いつものことなの。私ったら子どもたちに振りまわされちゃって」
「本当は、彼女みたいにしっかりしなきゃいけないのに」
ノリコ先生の目はゆりさんに向けられていました。
「せんせ~い、おミカンの皮むいて~」
園児の声に、ノリコ先生はようやく手に持った箸を、ふたたび置きます。
そこへヒロ君が、
「みかん魔人だぞ~」
ふざけて教室を駆け出しました。
そんなことしちゃダメと言うノリコ先生ですが、ヒロ君は耳を貸しません。
僕もやるー、と真似をしだす子どもたちも出てきて、教室内は騒然となってしまいます。
そんな中、走りまわっていたヒロ君は女の子とぶつかってしまいました。
女の子は泣き出してしまいます。
泣き声が響く教室で、ノリコ先生はゆりさんのほうを見て、唇を噛みしめます。
(私が子どもたちをしつけなきゃ)
(子どもたちを叱ってとめなきゃ)
(私が・・・)
ノリコ先生は決心して立ち上がり、大きく手を叩きます。
教室内の注目がノリコ先生に集まりました。
「み、みんな! ちゃんと、座って食べなさい・・・」
みるみる声が小さくなっていくノリコ先生に、
「ノリコ先生、なにやってんの?」
と、園児たちの冷ややかな反応。
自分の決心が通じなかった焦りからか、ノリコ先生は声を荒らげます。
「いいから、座りなさい!」
ノリコ先生の態度に、園児たちは不満気な顔を隠そうとしません。
「今日の先生、なんか変」
ノリコ先生は悲しげな顔を浮かべ、教室に立ち尽くしてしまいました。
給食の時間も終わり、お昼寝タイム。
カーテンを引いた教室の中、園児たちはぐっすり眠っています。
つぼみたちもぐっすり・・・・・・って、
つぼみ、憧れのいつきと添い寝してるからって顔赤らめないでください!
そんな中、ノリコ先生は一人教室の外でため息をついていました。
そこへやってきた「砂漠の使徒」の大幹部・クモジャキー。
ノリコ先生のこころの花がしおれているのを見ると、先生のこころの花を取り出してデザトリアンにしてしまいました。
「ちょうどいいところにいたぜよ」
デザトリアンにしたのは人形劇で使っていた怪獣です!
デザトリアンの叫び声に目を覚ましたつぼみたちは、園児たちを起こさないように小声で緊急作戦会議。
園児たちはゆりさんが守り、3人でデザトリアンと戦うことにしました。
ゆりさんに任せておけば子どもたちは安心です。
3人は早速プリキュアに変身!
プリキュア・オープン・マイ・ハート!
大地に咲く一輪の花!
キュアブロッサム!
海風に揺れる一輪の花!
キュアマリン!
陽の光浴びる一輪の花!
キュアサンシャイン!
ハートキャッチプリキュア!
さあ、デザトリアンと戦闘開始!
まずはキュアブロッサムとキュアマリンで先制攻撃です!
続いてサンシャインの攻撃!
人形劇ではない本物の怪物を見てしまった子どもたちはノリコ先生を頼ります。
しかし、教室にノリコ先生の姿はありません。
子どもたちは口々にノリコ先生の名を呼んでいます。
そんな中、デザトリアンはノリコ先生のこころの悩みを吐露しはじめました。
「子どもたちがかわいい」
「でも、もっと言うことを聞かせなくちゃ」
「今のままの私じゃダメ」
「どうやったらあの子みたいになれるの?」
「どうやったら先生らしくなれるの?」
そんなデザトリアンに、ゆりさんはカーテンを開け放ち、子どもたちの姿を見せつけます。
子どもたちは泣きながらノリコ先生の名を叫んでいたのです。
「聞こえるでしょ? 目覚めた子どもたちが真っ先に叫ぶのは、大好きなノリコ先生の名前なの」
「あなたの代わりはどこにもいない」
「それなのに、自分を見失ってどうするの!?」
苦悩するデザトリアンにヒロ君が校舎から飛び出し、声をあげてぶつかっていきました。
他の子どもたちもそれに続いてデザトリアンに「ノリコ先生を返して!」と詰め寄っていきます。
子どもたちの声を聞いたデザトリアンは戦意喪失してうなだれました。
ノリコ先生も、こころの花を奪われながらも涙を流しています。
そんなデザトリアンを見たクモジャキーはイラだちを隠せません。
「なんて軟弱なデザトリアンぜよ」
サバーク博士からもらったパワーアップアイテム・ダークブレスレットの力を使ってデザトリアンに乗り込みました。
ダークブレスレットで凶暴になったデザトリアン。
このままでは子どもたちが危険です。
ブロッサムたち3人は校舎を離れ、ひとけのない森の中へとデザトリアンを誘導しました。
さあ、第2ラウンド開始です!
しかし、ダークブレスレットを使ったデザトリアンは強かった。
3人の攻撃にも全くひるむ様子がありません。
プリキュア、絶体絶命のピンチ!
と、そこへ藤色の光弾が飛んできてすんでのところでデザトリアンの動きを止めました。
ブロッサムたちを助けたのはもちろん、この人!
この人がいれば百人力です!
キュアムーンライトは到着するなり、ブロッサムたちに指示を与えます。
「口から風を起こすあいだは防御が緩むわ。そこを一気に狙うわよ」
たった一度攻撃を見ただけで相手の弱点を見抜いていたとは、さすがはムーンライトです。
その隙に、ブロッサムとマリンが大ジャンプ!
さっきまでの苦戦はどこへやら。
ムーンライトが参戦してから一方的な展開でデザトリアンを圧倒していきます。
そのムーンライトの合図で、スーパーシルエット発動!
さあ、ここからプリキュア史上に残るカオスな必殺技・ハートキャッチオーケストラが放たれます!
これが女の子向けアニメの必殺技でしょうか!
あの女性は何者なのでしょうか!
なぜ握りこぶしによる物理攻撃なのでしょうか!
まったく意味がわかりません!
そんなハートキャッチオーケストラによりデザトリアンは浄化され、ブロッサムたちはノリコ先生にこころの花を戻しました。
目が覚めた先生は、教室で園児たちに囲まれていました。
ノリコ先生を心配そうに見つめる園児たち。
そんな中、ヒロ君がなにか言いたそうにしています。
声をかけたノリコ先生を、ヒロ君はびっくり箱で驚かせました。
しかし、その顔はイタズラっ子のものではありません。
目をうるませながら、「先生、ごめんなさい」と謝りました。
そんなヒロ君に、ノリコ先生はやさしく頭をなでてあげます。
最後は子どもたちみんなに囲まれて、めでたしめでたしとなりました。
さて、今回のお話は保育士のノリコ先生が主役でした。
おそらく子どもが大好きで保母さんになったのでしょうね。
しかし、好きすぎるがゆえに、彼女は子どもを叱ることができません。
ノリコ先生自身もこれではいけないとわかっているからこそ、思い悩むのでしょう。
子どもの教育というものは大変むずかしく、どれが正解ということはありません(明確な間違いはありますが)。
その中でノリコ先生が最終的に出した答えは、自分らしく子どもたちに接しようというものでした。
もちろん、単に甘やかすのではいけないことはノリコ先生自身が一番わかっていますから、これからは今までの叱ることのできない接し方とは違ったものになるでしょう。
そして今回のバトル面では、ムーンライトの指揮官としての能力が際立っていましたね。
子どもたちをしっかりと守り、デザトリアンが苦悩していると見るや子どもたちの様子を見せつけてデザトリアンの戦意を喪失させました。
もしもダークブレスレットがなければ、ゆりさんはあのまま変身すらせずにデザトリアンを浄化できていたかもしれません。
さらに、クモジャキーがダークブレスレットを使ってからは苦戦していたブロッサムたち3人でしたが、ムーンライトが加勢した途端に形勢がひっくり返りました。
デザトリアンの強力なブレス攻撃も、攻撃される前にデザトリアンを弾き飛ばして距離をとり、サンシャインがバリアを張れるようにフォローしています。
注目すべきはムーンライトはそのブレス攻撃を、サンシャインのバリアに守られるのではなく、自らジャンプでかわしているところではないでしょうか。
サンシャインのバリア発動のために距離を稼ぎましたが、そもそもムーンライトにはバリアは必要なかったのです。
自分には必要ないはずのバリアをなぜ張らせたのか。
実はこのシーン、その後の攻撃をすべてブロッサムとマリンに任せているところを見ると、ムーンライトが3人に戦い方の指導をしているような印象すら見受けられるのです。
やろうと思えば、あの程度の相手ならムーンライト一人でも倒せたはずです。
事実、ムーンライトの復活直後には、一人でデザトリアンを倒してしまい、つぼみたちは変身もせずにただ見ているだけという回もありました。
ところが今回はそうせずに、サンシャインにバリアで守らせ、ブロッサムとマリンに隙を突かせるという指示を出していたのです。
指揮官としてブロッサムたちに戦い方の指示を出していたムーンライトは、もしかしたら来たるべき最終決戦を見据えてブロッサムたちを鍛え上げようとしているのかもしれません。
つぼみたちがプリキュアになるまで、ずっと一人で戦い続けてきたムーンライト。
それが今回、チームとしての戦いを意識しているように見えたこのバトルシーンが、私にとって非常に印象に残った回でした。
子どもたちは口々にノリコ先生の名を呼んでいます。
そんな中、デザトリアンはノリコ先生のこころの悩みを吐露しはじめました。
「子どもたちがかわいい」
「でも、もっと言うことを聞かせなくちゃ」
「今のままの私じゃダメ」
「どうやったらあの子みたいになれるの?」
「どうやったら先生らしくなれるの?」
そんなデザトリアンに、ゆりさんはカーテンを開け放ち、子どもたちの姿を見せつけます。
子どもたちは泣きながらノリコ先生の名を叫んでいたのです。
「聞こえるでしょ? 目覚めた子どもたちが真っ先に叫ぶのは、大好きなノリコ先生の名前なの」
「あなたの代わりはどこにもいない」
「それなのに、自分を見失ってどうするの!?」
苦悩するデザトリアンにヒロ君が校舎から飛び出し、声をあげてぶつかっていきました。
他の子どもたちもそれに続いてデザトリアンに「ノリコ先生を返して!」と詰め寄っていきます。
子どもたちの声を聞いたデザトリアンは戦意喪失してうなだれました。
ノリコ先生も、こころの花を奪われながらも涙を流しています。
そんなデザトリアンを見たクモジャキーはイラだちを隠せません。
「なんて軟弱なデザトリアンぜよ」
サバーク博士からもらったパワーアップアイテム・ダークブレスレットの力を使ってデザトリアンに乗り込みました。
ダークブレスレットで凶暴になったデザトリアン。
このままでは子どもたちが危険です。
ブロッサムたち3人は校舎を離れ、ひとけのない森の中へとデザトリアンを誘導しました。
さあ、第2ラウンド開始です!
まずはサンシャインが正面から突撃します!
ブロッサムとマリンは左右へ展開
サンシャインとデザトリアンの激しい攻防!
頭上のサンシャインを攻撃しようとしたデザトリアンを、
ブロッサムとマリンが挟撃します!
しかし、ダークブレスレットを使ったデザトリアンは強かった。
3人の攻撃にも全くひるむ様子がありません。
ブロッサムとマリンをまとめて弾き飛ばし、
息を大きく吸い込んで吐き出します。
遠方からの風圧攻撃
木の幹に叩きつけられた3人はぐったり。
そこへ、デザトリアンが猛烈な勢いで突進していきます!
プリキュア、絶体絶命のピンチ!
と、そこへ藤色の光弾が飛んできてすんでのところでデザトリアンの動きを止めました。
ブロッサムたちを助けたのはもちろん、この人!
キュアムーンライト、見参!
この人がいれば百人力です!
キュアムーンライトは到着するなり、ブロッサムたちに指示を与えます。
「口から風を起こすあいだは防御が緩むわ。そこを一気に狙うわよ」
たった一度攻撃を見ただけで相手の弱点を見抜いていたとは、さすがはムーンライトです。
今度はムーンライトが正面から攻撃!
ものすごいスピードの連続攻撃を繰り出します。
デザトリアンが息を吸い込んだところを、
強烈なキックで距離を開かせます
デザトリアンは弾き飛ばされながらもブレス攻撃!
ムーンライトが距離をとったおかげで、サンシャインのサンフラワー・イージスが間に合いました!
その隙に、ブロッサムとマリンが大ジャンプ!
ブロッサム・シュート!
マリン・ダイブ!
見事な連携攻撃が決まりました!
さっきまでの苦戦はどこへやら。
ムーンライトが参戦してから一方的な展開でデザトリアンを圧倒していきます。
そのムーンライトの合図で、スーパーシルエット発動!
鏡よ鏡、プリキュアに力を!
ハートキャッチプリキュア・スーパーシルエット!
さあ、ここからプリキュア史上に残るカオスな必殺技・ハートキャッチオーケストラが放たれます!
花よ、咲きほこれ!
プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラ!
巨大な謎の女性を召喚!
敵に向かって突進します!
みんなのかけ声に合わせて拳を握り、
デザトリアンめがけて――
鉄拳制裁!
これが女の子向けアニメの必殺技でしょうか!
あの女性は何者なのでしょうか!
なぜ握りこぶしによる物理攻撃なのでしょうか!
まったく意味がわかりません!
そんなハートキャッチオーケストラによりデザトリアンは浄化され、ブロッサムたちはノリコ先生にこころの花を戻しました。
目が覚めた先生は、教室で園児たちに囲まれていました。
ノリコ先生を心配そうに見つめる園児たち。
そんな中、ヒロ君がなにか言いたそうにしています。
声をかけたノリコ先生を、ヒロ君はびっくり箱で驚かせました。
しかし、その顔はイタズラっ子のものではありません。
目をうるませながら、「先生、ごめんなさい」と謝りました。
そんなヒロ君に、ノリコ先生はやさしく頭をなでてあげます。
最後は子どもたちみんなに囲まれて、めでたしめでたしとなりました。
さて、今回のお話は保育士のノリコ先生が主役でした。
おそらく子どもが大好きで保母さんになったのでしょうね。
しかし、好きすぎるがゆえに、彼女は子どもを叱ることができません。
ノリコ先生自身もこれではいけないとわかっているからこそ、思い悩むのでしょう。
子どもの教育というものは大変むずかしく、どれが正解ということはありません(明確な間違いはありますが)。
その中でノリコ先生が最終的に出した答えは、自分らしく子どもたちに接しようというものでした。
もちろん、単に甘やかすのではいけないことはノリコ先生自身が一番わかっていますから、これからは今までの叱ることのできない接し方とは違ったものになるでしょう。
そして今回のバトル面では、ムーンライトの指揮官としての能力が際立っていましたね。
子どもたちをしっかりと守り、デザトリアンが苦悩していると見るや子どもたちの様子を見せつけてデザトリアンの戦意を喪失させました。
もしもダークブレスレットがなければ、ゆりさんはあのまま変身すらせずにデザトリアンを浄化できていたかもしれません。
さらに、クモジャキーがダークブレスレットを使ってからは苦戦していたブロッサムたち3人でしたが、ムーンライトが加勢した途端に形勢がひっくり返りました。
デザトリアンの強力なブレス攻撃も、攻撃される前にデザトリアンを弾き飛ばして距離をとり、サンシャインがバリアを張れるようにフォローしています。
注目すべきはムーンライトはそのブレス攻撃を、サンシャインのバリアに守られるのではなく、自らジャンプでかわしているところではないでしょうか。
サンシャインのバリア発動のために距離を稼ぎましたが、そもそもムーンライトにはバリアは必要なかったのです。
自分には必要ないはずのバリアをなぜ張らせたのか。
実はこのシーン、その後の攻撃をすべてブロッサムとマリンに任せているところを見ると、ムーンライトが3人に戦い方の指導をしているような印象すら見受けられるのです。
やろうと思えば、あの程度の相手ならムーンライト一人でも倒せたはずです。
事実、ムーンライトの復活直後には、一人でデザトリアンを倒してしまい、つぼみたちは変身もせずにただ見ているだけという回もありました。
ところが今回はそうせずに、サンシャインにバリアで守らせ、ブロッサムとマリンに隙を突かせるという指示を出していたのです。
指揮官としてブロッサムたちに戦い方の指示を出していたムーンライトは、もしかしたら来たるべき最終決戦を見据えてブロッサムたちを鍛え上げようとしているのかもしれません。
つぼみたちがプリキュアになるまで、ずっと一人で戦い続けてきたムーンライト。
それが今回、チームとしての戦いを意識しているように見えたこのバトルシーンが、私にとって非常に印象に残った回でした。
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