夏木ひつじです。
私が勝手に選んだ歴代プリキュアのかっこいいバトルを紹介していく「バトルセレクション」のコーナー。
今日は「スマイルプリキュア!」から、第5話「美しき心!キュアビューティ!!」のご紹介です。
タイトル通り、今回の主役はキュアビューティこと青木れいかちゃん。
いい笑顔です!
第5話という序盤のお話でもあり、れいかはまだプリキュアの仲間にはなっていません。
転校してきたばかりのみゆきとも、おたがい名字で呼びあっています。
そんな中、いつも通りに遅刻ギリギリに登校してきた星空みゆきは、花壇でお花に水をあげているれいかを見かけました。
「青木さん、とってもきれい! 水の妖精さんみたい!」
「もしかして、毎朝お水をあげてるの?」
「はい、お花が大好きなので」
「え? だれかに頼まれたわけじゃなくて?」
「きれいなお花がたくさんあると、学校のみんなの気持ちも――――」
「ウルトラハッピーになれるかも!」
そんなやりとりをしながら、ふたりは校舎に入っていきます。
そして昼休み。
すでにプリキュアの仲間となっているあかね、やよい、なおの3人のところへみゆきが駆けつけます。
「わたし、5人目のプリキュア見つけちゃったかも!」
みゆきは最後のプリキュアにふさわしい人がどんな人物であるかを説明していきます。
1、責任感がある人
2、賢い人
3、やさしい人
そして最後に、水の妖精さんみたいな人。
みゆきの独特な人物観に不安げな顔をする3人ですが、それが青木れいかであるとわかると、みんな納得して頷きます。
そのれいかは弓道場で的前の練習中。
う~ん、かっこいい!
みゆきたちは自分たちがプリキュアであることをれいかに告げ、仲間になってほしいと頼みます。
しかし、れいかは多忙を理由にその申し出を断りました。
なにがそんなに忙しいのかというと、毎年生徒会の主催でとなり町の小学校の児童に童話の読み聞かせ会を開いているのですが、会の直前になって生徒会長が風邪をこじらせてしまい、副会長のれいかに負担がかかっているそうなのです。
その話を聞いた童話大好きのみゆきは、れいかのお手伝いをしようとみんなに提案しました。
「いいねえ。朗読だけじゃなくて紙人形とか作ったら、小さい子は喜ぶよ!」
「それいいなあ。絵やったらやよいが得意やし」
「と、得意というほどじゃないけど・・・」
「それできないかなあ。裏と表で違う絵を描いたりして、くるくる回して、泣いてるとか笑ってるとか」
「いいやん、それ!」
「わたしもがんばります!」
盛り上がる4人ですが、みなさんに迷惑をかけるわけには、とれいかは遠慮しようとします。
そんなれいかにかけたみゆきの言葉、
「青木さん、みんなをウルトラハッピーにしようよ!」
この一言で、れいかはみんなで人形劇をつくることに決めたのでした。
紙人形を作ったり、背景を描いたり、演出用の紙ふぶきを作ったり。
当初の予定だった読み聞かせ会よりも必要な準備は増えてしまいましたが、みゆきたち4人と青木れいか、そして生徒会のメンバーで力を合わせ、ついに人形劇を完成させます。
そしてやってきた読み聞かせ会当日。
みんなで作った人形劇に子どもたちも満足そうです。
しかし、そこへ招かれざる客が現れました。
バッドエンド王国のマジョリーナです。
れいかはマジョリーナを保護者の方だと思い、席に案内しようとしますが、マジョリーナはその手を払いのけました。
そうして闇の絵の具を使ってバッドエンド空間を作り出したのです。
子どもたちや生徒会メンバー、そしてれいかまでもがマジョリーナにバッドエナジーを吸い取られていきます。
その光景を見てみゆきたちが黙っているわけはありません。
4人でプリキュアに変身です!
キラキラ輝く未来の光!
キュアハッピー!
太陽サンサン、熱血パワー!
キュアサニー!
ピカピカぴかりん、じゃんけんポン!
キュアピース!
勇気リンリン直球勝負!
キュアマーチ!
先週初めての変身をしたばかりのマーチは、ふたたびプリキュアとなったことに夢ではなかったのだと驚いている模様。
一方、ピースはぴかりんじゃんけんでグーを出しました。
「ピース、毎回じゃんけんするつもり!?」
「わたしに勝ったら、今日一日スーパーラッキー!」
「そうなん・・・?」
「キャンディーはチョキだからじゃんけん負けたクル・・・」
「チョキなん!? それチョキなん!?」
サニーはツッコミに大忙しです。
そんなプリキュアたちを尻目に、マジョリーナは紙人形の鏡の絵からアカンベェを生み出しました。
鏡を元にしたアカンベェだけあって、たくさんの自分の虚像を作り出してプリキュアたちを幻惑させます。
この中で本物のアカンベェは一体のみ。
まずはキュアハッピーが必殺技を放ちます!
プリキュア・ハッピーシャワー!
しかし、このアカンベェは偽物でした。
手応えはなく、ゆらめきながら消えていきます。
続いてサニー・ピース・マーチも必殺技を放ちますが、当てずっぽうで攻撃しても本物には当たりません。
3人の攻撃はどれもハズレです。
必殺技を使ってヘトヘトになってしまったプリキュア4人に、アカンベェが襲いかかりました。
アカンベェの攻撃を受けて4人は絶体絶命のピンチに!
この衝撃で、紙人形の白雪姫がマジョリーナの足元に転がっていきます。
「ん? 白雪姫?」
「こんなもの、なんの意味があるだわさ!」
みんなで作った白雪姫の紙人形。
れいかはバッドエンド空間にいながら、それを踏み潰すマジョリーナの姿を目にしていました。
白雪姫が踏まれるのを見て正気に戻ったれいか。
倒れているプリキュアたちの姿にも気がつきます。
「あんたかい? くだらない本の読み聞かせ会をしてるのは」
マジョリーナはれいかを見やりました。
「よくもまあ、そんなムダなことができるだわさ」
「おまけにこんなくだらない人形まで作って――」
「ちゃんちゃらおかしいだわさ!」
マジョリーナは紙人形を蹴り飛ばしました。
足元に転がった白雪姫の紙人形。
れいかは静かにそれを拾い上げます。
「アカンベェ! トドメだわさ!」
プリキュアに詰め寄るアカンベェの前に、れいかが立ちふさがりました。
「あなたがたがどこのどなたか知りませんが、今すぐお引き取り願います」
「ナマイキな小娘だわさ。なんなのさ、お前は!」
「私はこの七色ヶ丘中学校生徒会副会長、青木れいか」
「あなたがたの校内での乱暴な振る舞い、生徒会副会長として見過ごせません」
「いいえ。私、青木れいかが許しません!」
その瞬間、れいかの体がまばゆい光に包まれました。
そして現れたのはスマイルパクト。
プリキュアに変身するためのアイテムです。
やはり、れいかが5人目のプリキュアでした。
キャンディが変身の仕方をれいかに教えると、れいかは戸惑いながらもその通りにしてみました。
プリキュア・スマイルチャージ!
しんしんと降り積もる清き心!
キュアビューティ!
キュアビューティの誕生です!
マジョリーナは新しいプリキュアにアカンベェをけしかけますが、ビューティは華麗なジャンプでそれをかわしました。
「なるほど、変身すると超人的な力が出せるんですね」
「飲み込み早っ!」
「ちっ、だが鏡で分身した本物のアカンベェはわからないだわさ!」
アカンベェたちがビューティを取り囲みますが、ビューティはいたって冷静。
今のマジョリーナのセリフを反芻しています。
「・・・鏡?」
そして一渡りアカンベェを見まわすと、
「本物は、あなたですね!」
強烈なキックでアカンベェを床に叩きつけました。
手応え十分!
偽物のアカンベェたちがみんな消えていきます。
「なんで本物がわかったの?」
「鏡は姿を反対に映します」
「つまり、この中でリボンの位置が違う方が本物です」
たしかに、この一体だけリボンが向かって右側についていました
起き上がったアカンベェに、ビューティは必殺技をお見舞いします!
プリキュア・ビューティブリザード!
アカンベェに命中して見事撃破!
マジョリーナも退散です。
その後、再開した読み聞かせ会も無事に終わり、5人は帰路につきました。
その道中、れいかはみんなの仲間に入れてほしいとお願いします。
もちろん4人に否やはありません。
スマイルプリキュアが5人そろって、めでたしめでたしです。
さて、今回のお話はキュアビューティこと青木れいかの人となりやその才能の一端を伝える一編でした。
この「スマイルプリキュア!」に限らず、プリキュアに初めて変身した女の子は飛躍的に高まった自分の身体能力に戸惑ったり、うまく使いこなせなかったりするのが常。
しかし、ビューティはすばやく状況を理解し、的確な動きで敵を仕留めます。
頭がいいだけでなく、思考の柔軟性も高いんですね。
サニーがその飲み込みの早さに驚くのも無理はありません。
さらに、アカンベェを倒した際の洞察力。
この回のバトルを頭から見てみると、たしかに一体だけリボンの位置が違うアカンベェが最初から明示されているのです。
しかし、ビューティを除く4人は誰一人としてそのことに気付きません。
みんな闇雲に攻撃したり、運任せで必殺技を放ったりするだけでした。
「スマイル」では、他の4人がお世辞にも頭のいい方々とは言えません(失礼!)ので、れいかのこの観察眼や判断力の高さがチームにとって大きな力となるであろうことが、序盤のこの一編からでもうかがえるのです。
れいかが活躍する回は数多くありますが、「キュアビューティ」として初登場となるこの第5話が、彼女の戦闘シーンにおける私のお気に入りのひとつとなっています。
Youtubeはじめました。
プリキュア関連の動画をアップしてますので、よかったら見に来てください。
↓こちらのリンクからジャンプできます↓
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